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映画ウォーキング 群を抜いておもしろい映画評です。名作と言われる映画もジェンダーの視点で切ると・・・
『影なき狙撃者』(ジョン・フランケンハイマー監督 アメリカ 1962年)
『クライシス オブ アメリカ』(ジョナサン・デミ監督 アメリカ 2004年)を中心に

 年末年始(2016から17年)に見た映画。「群衆」、「影なき狙撃者」、「クライシスオブ アメリカ」、「大いなる陰謀」、「モーターサイクル ダイアリー」など。
 マインドコントロールされたファシストが、大統領になるのを阻む映画が、「影なき狙撃者」。そのリメイクが、「クライシス オブ アメリカ」。トランプとロシアの関係は如何に。
 アメリカ大統領選で、サイバー攻撃をロシアがしたことを理由に、オバマ大統領は制裁を発動。
 このサイバー攻撃は、ヒラリー・クリントンに不利に働いた。サイバー攻撃の結果、情報が流出したのはクリントンについての情報だった。
 なぜロシアは、トランプの味方をするのか。
 また、今朝の新聞(2017.1.03)で、トランプは、サイバー攻撃は、ロシアでない可能性を示唆。そうかもしれないし、そうでないかもしれない。
 しかし、なぜトランプは、ロシアをかばう側に立つのか。
 オバマ大統領とトランプの態度は、真逆である。
 アメリカとロシアが、下で手を結んで、中国包囲網なのか。中東はどうなるのか。
 トランプ政権は、リベラルなメディアを弾圧するのではないかと言われている。対岸の火事ではない。日本ではむしろトランプより先にメデイアに圧力が加えられている。
 アメリカ映画は、繰り返し、繰り返し、とんでもない人物が大統領になろうとし、そのことを何とかギリギリのところで阻止するという映画を作ってきた。
 テイム・ロビンスの「ボブ・ロバーツ」も自分たちの税金を弱者に使われたくない、富の分配などごめんだという人間が、政治で力を持つ。
 本当にそうなりつつある。そして、日本は、アメリカの先を行っているのではないか。

 母と息子の関係を書きたい。
 「影なき狙撃者」も「クライシス オブ アメリカ」もマインドコントロールしているのは、ママである。ママは、息子を愛している。夫なんてどうでもよくて、未来と希望は、息子である。息子が、実は心の恋人なのである。
 息子を大統領にしたい、そして、権力を牛耳りたいというとんでもない怪物、化け物ママ。息子を愛しながら、洗脳している。
 「影なき狙撃者」は、1962年の作品。「クライシス オブ アメリカ」は、2004年の作品。前者で、フランク・シナトラが演じた役を後者では、デンゼル・ワシントンが演じている。
 前者のママは、ステージママ。後者のママは、上院議員。息子は、下院議員。ママは、恐らくガラスの天井で、大統領になれなかったが、息子に託すのである。このママをメリル・ストリープが怪演。
 ほほう、政治家はこう振る舞うのか。
 愛情深いが、怖いママ。権力を掌握する手段として、いいなりになる内気な息子を洗脳する。
 うーん、日本の政治家の母と息子の関係にもありうるような。
 女性が、力を持ち得ない分、代わりに息子を使うのである。
              (福島みずほのHPより一部変更して転載)
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