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映画ウォーキング 群を抜いておもしろい映画評です。名作と言われる映画もジェンダーの視点で切ると・・・
「イン・ハー・シューズ」(2005年/アメリカ/監督カーティス・ハンソン)

 出演キャメロン・ディアス、トニ・コレット、シャーリー・マクレーン
 優秀な弁護士だけれども容姿に自信のない姉と美人でカッコイイけれど、難読症というコンプレックスを持っている妹。
 全く正反対の姉妹。何も共通項がない姉妹。唯一同じなのは、靴のサイズが同じということだけ。
 姉は勤める法律事務所のボスと不倫をしている。
 そのボスと妹がひょんなことから浮気をしてしまいその場面に姉が帰ってくる。姉妹の関係は最悪となる。
 妹は、長年音信不通となっていた母の母、つまりおばあちゃんの住むフロリダを訪れる。そこで、働き出す。法律事務所も辞めてしまった姉もどん詰まり(?)となり、これまたおばあちゃんのところを訪れる。そこで、姉妹はバッタリ再会となる。不機嫌になる姉。
 姉のほうには、恋人ができかけるがうまくいかない。恋人は彼女が心のなかに秘密を持っているようで、信頼してもらっていないと苦しむ。
 これに姉妹の父親と父親の再婚相手、かつて自殺をしてしまった姉妹の母親、姉妹の両親とおばあちゃんとの関係(おばあちゃん役はシャーリー・マクレーンがどこかキュートに演じる)などが描かれる。
 ものすごい力作とか忘れられない映画とはならないかもしれないけれど、姉がいるわたしにとっては、ちょっぴりほろ苦い味がした。
 姉妹は、一番最初の女友達であり、ライバルであり、支えあって生きていったりする。
 わたしなんか両親の介護の問題が生じたら(父が骨折をして、母が看病しているので実は始まっているとも言えるのだけれど)、姉と話あって力を合わせてやらなきゃって思っているもんね。そのときは、本当に同志となるだろう。
 姉妹の描き方もちょっとステレオタイプであり、また、最後はハリウッドらしいハッピーエンド。しかし、姉妹の映画ってそんなに多くはないから(『細雪』は残念ながら見ていない)、ほろ苦い感に少しホッとする。
 しかし、おばあちゃんの存在っていいな。
 わたしの娘はおばあちゃん(父親の母)と仲良しで、電話で趣味のことなどを話し、ときどき関西のおばあちゃんちに一人で出かけ、おばあちゃんと話をしている。ホッとするところがあるのだろう。おばあちゃんは、孫がかわいいし、若い人の情報もはいってくると喜んでいる。一石二鳥である。
 これからいろんな家族、姉妹、そして、血のつながっていない「家族」を描く映画がもっと出てくるといい。
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