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映画ウォーキング 群を抜いておもしろい映画評です。名作と言われる映画もジェンダーの視点で切ると・・・
『天気の子』(監督:新海誠 日本 2019年)

映画「天気の子」を見た。知っている街並みが出てきて、歩きたくなる。
映画館は私たち以外は若い人たちでいっぱいでした。
異常気象の中でもがく少年と少女。
全体のために犠牲になるのではなく生きろと言われたような気がする。
人柱になるのではなく生きろと。

映画のパンフレットの中で新海監督が「帆高も陽菜も貧しいというのは、実は『君の名は。』と大きく違う要素かもしれませんね。社会全体があの頃とは違っていて、日本は明確に貧しくなってきている。特に若い子にはお金が回らなくなっていて、それが当たり前になってきています。」と述べている。

映画「万引き家族」に通ずるものがある。

映像と最後の歌が圧巻。
最後に流れる歌は「愛にできることはまだあるかい」。
出だしの歌詞はこうだ。
「何も持たずに 生まれ堕ちた僕 永遠の隙間で のたうち回っている 諦めた者と 賢い者だけが 勝者の時代に どこで息を吸う」

崩壊していくかもしれないこの社会で大事なものは何か。

突き抜けた青空はすぐ手に入らないかもしれないけれど、この雨空のなか苦しみながら、大事なものは大事と生きていこうという思いで、涙が出てきた。

新海誠監督のアニメは全て見てきた。
「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」「星を追う子ども」「言の葉の庭」「君の名は。」など。

「言の葉の庭」は雨の新宿御苑の描写が本当に美しい。

「君の名は。」は本当に名作である。
2011年3月11日以前に時空を超えて行き、脱原発を実現したくなる、心から。そしたら被害は起きなかったのに。
              (福島みずほのHPより一部変更して転載)
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