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映画ウォーキング 群を抜いておもしろい映画評です。名作と言われる映画もジェンダーの視点で切ると・・・
りぼん(演劇・2003年)

 渡辺えり子さん率いる劇団宇宙堂の「りぼん」を見に行った。
 関東大震災から現代までをいろんな女の人生をくるくる見せながら、時代やいろんな気持ちなどが描かれていく。ああ、こんなことがあった、ああ、こんなことがあったんだという感じ。序破急の展開で、最後にぜーんぶが蓄積して、つながって、しまい込んでしまったいろんなものが、でてくるという感じである。歌とダンスとお芝居がミックスして、面白い味がする。渡辺えり子さんや木野花さんがでてくるとねユーモラスになって、しまる。
 いろんな時代や気持ちが、りぼんのようにつながっていく。わたしたちは、みごとにいろんなものを忘れちゃっていると思った。
 大学生のとき、状況劇場や天井桟敷の劇や西武劇場、俳優座などで、上演される劇を見に行っていた。大学では、劇研や夢の遊民社やいろんな劇団の劇が上演されていた。
 感情が揺さぶられ、何かがひっくり返されるような楽しさや意外さやなつかしさがあった。
 眼の前で、演じられ、つばがとんだり、汗をかいたりも全部見える。リアルタイムを共有し、2度とない時間と経験をともに過ごすという感じである。
 俳優は、歌を歌い、踊り、せりふをしゃべり、演技をする。生身をさらす。
 政治家も街頭で、身をさらし、語りかけ、話をする。全身をさらして、生身をさらして、人に働きかける。手応えがあって、やりがいがあると同時に全部生身をさらす感じで、恥ずかしいことも生身が傷むような感じがすることもある。恥ずかしがってはいけないけれど。
 演劇を見ながら、「ああ、同じだ」と思った。

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