判例 女友だち 映画ウォーキング 情報BOX わがまま読書 リンク おたより欄
映画ウォーキング 群を抜いておもしろい映画評です。名作と言われる映画もジェンダーの視点で切ると・・・
「ワールド・アパート」(クリス・メンゲス監督・1987年・イギリス)

*女性の視点から人種差別を問う*
  別れている世界と訳すことができるだろうか。
 これもアパルトヘイトのある南アフリカ共和国を描いている映画。
 主人公は、白人でジャーナリストで母親である女性。そして、その娘である13歳のモリー。
 人種差別をし、融離政策をとるために、運動を弾圧し、活動家を拘禁していくさまが描かれている。
 日本の治安維持法を思い出した。
 差別政策を警察による徹底した弾圧と治安政策そして多くの獄死を生む社会(拷問により、活動家が殺されていく)は、「遠い夜明け」の映画でもテーマであったけれど、この映画でまさにテーマである。それにもかかわらず自由と平等を求めていく人たち。連帯も同じようにテーマである。自由と平等を求めて運動している人々を予防拘禁で拷問することによって、人種差別政策を維持し続けてきたということである。
 映画の完成度としては「遠い夜明け」の方が上かも。しかし、逮捕されるジャーナリストである女性とその娘という女性の立場から描かれている点が瑞々しいといえるか。
Copyright(C) 2001 GAL. All Rights Reserved.
 
TOP BACK