職場で

-  上司・同僚・取引先による事例

--2000.07.00  ホテル解雇事件(栃木)

        セクシュアル・ハラスメント行為後の解雇について230万円で和解した事例。

[裁判所]宇都宮地裁

[年月日]2000(平12)年7月14日までに和解

[出典]読売新聞(東京)2000716日朝刊

[事実の概要]原告の主張では、上司X男は、部下A女(30代)の体をさわるなどした後

に、勤務態度が不良として解雇を通知した。A女は解雇を不当として未払い賃金

支払いの仮処分を申請し、被告ホテルは支払命令を言い渡された。しかし、被告

ホテルはセクシュアル・ハラスメントの主張を撤回しなければ名誉毀損で訴える

などと通知して、職場復帰のための環境整備を要求するA女を改めて解雇すると

ともに、未払い賃金として160万円をA女に支払った。A女はこれに納得できず

提訴。

[原告の請求]解雇無効、慰謝料・未払い賃金として300万円。

[和解の概要]被告ホテルが約230万円支払い、謝罪する。

[ひとこと]読売新聞(東京)2000414日朝刊も参照。