職場で

1-3            同性による事例

--2000.12.00 同性セクシュアル・ハラスメント事件(福岡)

解雇処分取り消しと解決金150万円で和解した事例。

[裁判所]福岡地裁

[年月日]2000(平12)年12月(日付不詳)和解

[出典]朝日新聞(西部)2001116日朝刊

[事実の概要]原告の主張によると、A男(20代)は会長X男(70代)と出張した際な

どに、たびたび性交渉を求められ体を触るなどされた。A男がこうした経緯を日

記に記しておいたところ、これを盗み見たX男に非難され、解雇された。

[原告の請求]解雇無効確認、300万円。

[和解の概要]被告は20004月の解雇処分を取り消し、和解成立の同年12月に原告が

退職したことにして、原告に対してそれまでの給与・退職金、および解決金とし

150万円を支払う。

[ひとこと]新聞報道によると、被告側は、A男の能力不足による解雇だが行き過ぎだっ

たので解雇についてのお金を払い、セクシュアル・ハラスメントは認めていない

とし、原告側は、解決金はセクシュアル・ハラスメントも含めて会社側が認めた

もの、とする。