2 教育の場で
2-2 教育者によるその他の事例
2-2-1997.10.27 英会話学校事件(大阪)
学校経営者X男が、内勤業務のA女に「辞めるか、身体を提供するか」と提案し
たことにつき、33万円の支払いが命じられた事例。
[裁判所]大阪地裁
[年月日]1997(平9)年10月27日判決
[出典]読売新聞(大阪)1997年10月28日朝刊
[事実の概要]経営者X男は、A女が仕事上の誤りについてうそをつくなどしたため、そ
うしたことをしないよう、「辞めるか、身体を提供するか」と提案した。
[原告の請求]330万円。
[判決の概要]33万円。「被告の提案が真意とは認められないが、原告は雇用の継続と引き
換えにやむを得ず承諾したと推認される」。「身体の提供を約束させたことは人格
権の侵害にあたる」。
[ひとこと]