教育の場で

- 教育者によるその他の事例

--2001.08.20 学校法人S事件(石川)

    解決金支払いにより和解した事例

[裁判所]金沢地裁

[年月日]2001(平13)年8月20日和解

[出典]読売新聞(東京)2001年8月21日朝刊

[事実の概要]理事長秘書として就職したA女(20代)は、秘書の仕事以外に幼稚園の教

諭補助や給食作りなども行い、ほとんど休日なしで長時間勤務し、被告学校法人

の幹部からキスを迫られるなどのセクシュアル・ハラスメントを受け、妊娠を報

告した後も労働時間や勤務内容への配慮が無く、妊娠による事務能力の低下を理

由に解雇されたと主張した。

[原告の請求]720万円。

[和解の概要]不明。

[ひとこと]被告学校法人側は「〔セクシュアル・ハラスメントの〕事実はなく、未払金

についても見解の相違」と主張していたが、「早期解決が望ましいと考え、双方

歩み寄り解決に至った」とし、A女側代理人は「十分評価できる金額だったの

で応じた」とする。