4 その他
4-5 芸能関係者による事例
4‐5‐2004.07.29 Tプロダクション事件(東京)
子ども向け特撮番組を制作するプロダクション社長X男(43)が、社員A女(32)にたいして、カラオケに誘ったりホテルの部屋に呼んだりして体をさわるなどし、妻子が留守中の自宅に呼んで押し倒すなどしたことにつき、170万円の支払いを命じた事例
[裁判所]東京地裁
[年月日]2004(平16)年7月29日判決
[出典]LEX/DB28100695
[事実の概要]
子ども向け特撮番組を制作するプロダクション社長X男(43)が、社員A女(32)にたいして、カラオケに誘ったりホテルの部屋に呼んだりして体をさわったり、妻子が留守中の自宅に呼んで押し倒すなど7件のセクシュアル・ハラスメント行為をした。
[原告の請求]500万円
[判決の概要]
X男は、170万円支払え。X男は行為を否定したが「的確な反証がない」。「被害の訴えは具体的で信用できる」。
[ひとこと]
判決を受けてA女は「子どもたちに夢を与えるのが仕事なのだから、反省して真っ当になって欲しい」と話した。報道によると、A女は退職せず、提訴後も出社したことで、同僚から糾弾され、机を荒らされるなどの嫌がらせを受けたうえ、直属の上司からは「社員の総意だ」としてその状況を放置され、5月からはX男とA女の席を隣り合わせにされてるという。