5 敗訴の事例
5-1 職場で
5-1-2002.10.15 D化粧品事件(東京)
 社長が女子社員にセクシュアル・ハラスメントを行っている等とする週刊誌の記事の一部に名誉毀損の成立を認め、出版社に170万円の支払いが命じられた事例
[裁判所] 東京地裁
[年月日] 2002(平14)年10月15日判決
[出典] 判タ1160号273頁
[事実の概要] 社長のお気に入りの女性従業員のみに待遇がよいという事実はない。
[原告の請求] 10億円。
[判決の概要]
 170万円。原告は10億円という巨額な損害を主張しながら、裁判所が尋問に呼び出しても無視して出廷しない。記事の多くの部分は事実で違法性はない。
[ひとこと]