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フランスの子の氏の法改正 02.10.29

 林瑞枝さんの「氏の継承と両性の平等―フランスの2002年法」時の法令02.10.15号に最近のフランスの活発な家族法改正の動きが紹介されているので、それを簡単に紹介したい。
 フランスの家族法では、99年の連帯民事契約法(パックス法)、01年の婚外子の相続差別の完全解消、02年の氏と親権の改正と家族法の改革が続いている。
 02年にはさらに子の氏の平等化が実現した。フランスでは、そもそも「氏の不変の原則」があり、妻が夫の氏をなのることはあるが、それは使用しただけのこととされてきた。
 ただし、子の氏の承継については、父系優位であり続けた。これを「家族の氏に関する2002年3月4日法・2002―304号」によって、平等化した。内容は、
 1 子に付与する家族の氏を、父の氏、母の氏、父母の氏の結合氏、から
   選択する。
 2 同じ両親から生まれた子は同じ氏になる。
 3 ただし、両親が子の氏につき合意できない場合には父の氏(これは問
   題か?)
というもの。3で、元老院が「父の氏」に固執したというから、フランスとはいえ、そういう勢力もあるということがわかる。
 両性の氏の平等が60年代からすすめられてきた中で、唯一取り残された領域が子の氏だった。「家族法においては、差別的な条文はすべて追いつめられ、不平等な含意のあるものはすべて注意深く中立化された。」というのだから素晴らしい。改革がすすまぬ日本との違いは、政権交代があるかないかではないか、とは筆者のご意見である。納得納得。


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