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マーブル・チョコ
国会議員秘書の目から(fem-yoko)

その3 国会議員が「先生」と呼ばれるわけ
 国会議員のことをよく代議士と呼ぶが、それは衆議院議員の通称で、参議院では議員を代議士とは呼ばない。国民から選ばれ国民の意見を代表するのが代議士で、昔貴族院だった議院では使わないのである。
 共通しているのは、どちらも先生と呼ばれていることだ。最近では「先生と呼ばないで」という市民派議員も増えてきたが、もともと医師や弁護士や教員など先生と呼ばれる職業だった議員も多く、「先生!」と呼ばれることにあまり抵抗がないようだ。
とにかく国会は先生だらけなのだ。
 本会議や委員会では、議長や委員長が議員を○○君と呼んでいる。たとえ参考人招致などで偉ーい先生や外国人に来ていただいたときでも○○君である。
 ところで、土井たか子さんが議長の時「内閣総理大臣○○さん」と呼んだことは、当時新鮮な感じがしたものだった。
 その影響で、議員が所属していた厚生委員会の委員長は○○さんと呼んでいた。
ただし、男性議員に対しては○○君のままだった。まるで小学校で男の子に○○君、女の子に○○さんと呼ぶのと同じ風景だ。もっとも委員会中に席を立ったり居眠りをしたり、時にはひどい野次を飛ばしたりと、お行儀は小学生以下である。
 ちなみに官僚や国会職員はいつでもどこでも議員を先生と呼んでいる。ある職員は「議員はしょっちゅう変わるから時々名前を思い出せない時もあり便利。敬称というより記号みたいなものだよ」とあけすけに言う。要するに「センセー」なのだ。
 数年前、議員の随行で朝鮮民主主義人民共和国へ行ったときのことだ。儒教の影響か相手がひとつでも年上であれば先生と言う国だ。会議の席で議員に対して○○先生様というのを聞いて思わず吹き出しそうになったことがあった。日本で「先生様」と言ったら馬鹿にしているのかと怒鳴られそうである。
 そういえば昔、韓国人の友達が「日本人は、私を社長様といわず、社長、社長と呼び捨てにして失礼だ。」と言っていた。うーん納得。 

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