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坂本洋子 岩波ブックレットNo.742『法に退けられる子どもたち』岩波書店 2008年

現実の家族のありかたは、多様化している。しかし、法はその多様化に対応していない。その齟齬のために、苦しむ子どもたちがいる。現在の夫が実父でも、離婚後300日以内に生まれた子どもを「前夫の子」と推定する民法772条の規定のため、出生届を出せず無戸籍となってしまっている子どもたち。国籍法が、日本人父と外国人母との間に生まれ、生後認知された子どもの日本国籍取得について、父母の結婚を要件としたために、国籍が取得できない子どもたち。民法上、婚外子の相続分が嫡出子の2分の1となっている問題。国際社会から繰り返し批判されても、日本は法改正を勧めない(なお、最高裁の違憲判決を受けて、2008年12月5日、国籍法はようやく改正された)。民法改正の運動にかかわってきた著者は、子どもの利益を最優先して、法の改正を求めるべきだと、強く訴えかける。
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