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『比較判例ジェンダー法』(浅倉むつ子・角田由紀子編 2007年 不磨書房)

 ジェンダー視点から判例を比較法的に分析している。
 各章とも日本の判例、外国の判例、解説の3部立てとなっている。メインの判例については日本の判例も外国の判例も「事実の概要」「判旨」が紹介されている。解説部分は双方の判例の特徴、相違点などに触れた上で、日本が参考にすべきポイントが示されている点で、非常に実践的である。ロースクールにおける「ジェンダーと法」関連のテキストとして多いに利用できるのではないだろうか。
 ベテランの研究者とともに新進気鋭の研究者が執筆に当たっている。
 以下の目次に見られるようにジェンダーセンシティブな視点に貫かれている。とくに「戦時性暴力」「DV法廷の試み」などに本書の姿勢がうかがえる。セクシュアル・ハラスメントがとりあげられていないのが残念である。(巳)
《目 次》
プロローグ:解題(角田由紀子)
I女性に対する暴力
第1章 強姦罪の暴行と同意(谷田川知恵)
第2章 DV殺人と正当防衛(岡田久美子)
第3章 ポルノグラフィ(中里見博)
第4章 戦時性暴力(申惠?
U労働
第5章 雇用における間接差別(相澤美智子)
第6章 妊娠・出産を理由とする雇用上の不利益取扱い(浅倉むつ子)
V自己決定
第7章 妊娠中絶・母体保護(小竹 聡)
第8章 性的マイノリティ(齊藤笑美子)
W差別の是正・被害者救済
第9章 ポジティヴ・アクション(糠塚康江)
第10章 人権救済とDV法廷の試み(大西祥世)
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