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わがまま読書 独断と偏見に満ちたこむずかしくない読書案内です。教科書からマンガまで。
『福祉労働の法Q&A』(伊藤博義編・2002年・有斐閣)

 良いか悪いかは別として、福祉の現場で働いているのは女性が圧倒的に多い。問題はきっとたくさんあるに違いない。そういう意味でタイムリーな出版である。しかし、31のQという数の少なさでわかるように、Qが学問的に作られていて抽象的なのが残念である。つまり原則も知りたいけれど、もっと実際に生じるトラブルの答えも欲しいなあと思う。
 たとえば、DVにあった妻に付き添い行動中、その夫に殴られて大けがをして仕事を休んだ。この間の休業補償は? その夫に損害賠償を求められるか。多分この答えは、この本だと「社会福祉施設には労働災害や職業病があるでしょうか」というQに対するAの中にヒントがあると思うのだが、法律に素人には総論的すぎて、ちょっとむずかしい。しかし、これだけコンパクトな本に基礎知識も応用編も欲しがるのは欲張りすぎるかも。
 福祉分野で働こうとしている人、いま働いている人の傍らに1冊あると問題解決の手がかりを得られる。

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