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『事実婚の判例総合解説』二宮周平 信山社 2006年

 事実婚研究の第一人者である著者による判例解説。改訂前の装丁とは全く別の明るい表紙になった。「現代的」な事実婚にマッチしている。
 著者は、「自立の尽きたところに保護が始まる」とし、「共同生活がなく、家族への紹介もないが、お互いの居所を行き来する形態をとり始めてから9年、パートナーとして安定した関係を継続してきた女性を、事実上婚姻関係と同様の事情にあった者として、男性の死亡退職金の受給権者と認めた判決、内縁の死亡解消にも財産分与規定を類推適用したり、当事者の一方には婚姻意思がない場合にも財産分与規定を適用した審判、法律婚と内縁で事故死の損害賠償を分配する論理的可能性を示した判決、近親婚的内縁の死亡解消の場合に遺族年金受給権を肯定した判決、婚外子の相続分差別を違憲とした決定・判決、婚外子の住民票や戸籍の続柄記載区別をプライバシー侵害とした判決などは、高く評価されるべきだと思われる」としている。事実婚当事者にも、おすすめである。
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