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わがまま読書 独断と偏見に満ちたこむずかしくない読書案内です。教科書からマンガまで。
『憲法は誰のもの』福島みずほ 明石書店 2006年

著者は社民党党首、国会議員であり、弁護士でもある。2006年5月、国民投票法案が国会に提出され改憲の動きが現実化している今、憲法とは何か、憲法は誰のためにあるかを簡潔かつ明快に伝える内容となっており、タイムリーな著作である。著者は、憲法は国家権力を規制するものであり、憲法を守れとは権力者に言うことなのに、自民党の新憲法草案は、国家が国民に対し責務を課すという180度転倒した改憲草案であり、また、日本国憲法の3つの柱、基本的人権の尊重、国民主権、平和主義を否定する内容となっており、憲法自身の否定であると説く。序の「憲法が変えられた日」は、憲法が改正された数年後の社会をA子さんという一般人の目でみていくもので、面白い。改憲されても日常生活は何も変わらないと思っているA子さん、ところが、社会は確実に変化し、数年後には「一体どこでこんな社会になっちゃったんだろう」と深刻に考えるA子さん。改憲は人ごとではないのである。改憲の動きについて考えさせられる一冊である。
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