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「間接差別禁止とジェンダー」(ジェンダー法学会編『ジェンダーと法』4号 2007年 日本加除出版)

 2003年に誕生したジェンダー法学会も年1回の学会をすでに4回持ち、その記録である学会誌も今年で4号を数える。
 今号は第T部が「法学大学院におけるジェンダー法教育」として、ロースクールにおいてジェンダー法がどのように扱われているかを検証しており、立命館大学から現場のリアルな報告がなされている。アメリカの例も紹介されている。司法におけるジェンダーバイアスを根絶するためには、ロースクールにおける教育が必至であるが、現在のところまだまだという実態と課題が明らかにされている。
 第U部は「間接差別禁止とポジティブ・アクション」というきわめて今日的なテーマが、日本、EC、フランス、アメリカと比較法的に詳細・具体的に検討されている。日本以外の国の判例も詳しく紹介されていて、おおいに参考になる。
 本誌は、学会誌には珍しくエッセイ的な文章を含んでおり、今回は弁護士会の男女共同参画がどのように進んできたかの文章2編が興味深い。人権の守り手である弁護士の意識の実際に仰天させられる。
 今年の学会は12月8日、9日に東京・文京学院大学で開催される。テーマは「生殖補助医療とジェンダー」と「ジェンダー法学の可能性」である。一般の人にも開かれている。
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