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坂東真理子・上野千鶴子『女は後半からがおもしろい』潮出版 2011年

 「女性の品格」の著者と「女遊び」「おひとりさまの老後」の著者との対談。ふつうの人はこの意外な取り合わせにのけぞる。この二人かみ合うわけがないとまず思い、無謀な企画をする編集者にショックを受ける。しかしこれは完全に企画の勝利である。
 冒頭、二人は同じ富山県出身であるということでまず盛り上がる。それからは家族、仕事、結婚など話は縦横に広がるが、子育てと仕事の両立については上野さんが坂東さんに拝聴、老いの問題については坂東さんが上野さんに傾聴するという分担が非常にうまく行って、なかなか軽く面白く読める対談集になっている。
 二人ともそれぞれの道のパイオニアという自信と誇りが、行間ににじみ出ている。「『私は上野さんの死にざまを見届けたい』と若い読者から言われています」という上野さんの言葉で対談は締められている。おひとりさまに大きなエールを送った上野さんなのだから、1人をまっとうした幸せな老いの形、死の形を見せて欲しいものだ。(巳)
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