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『国際人権法実践ハンドブック』(大谷美紀子・山下幸夫・猿田佐世編 2007年 現代人文社)

 本書は、国際人権法を裁判の現場で実践するためのハンドブックを目指し、刊行されたものである。約200頁とコンパクトであるが、たいへん密度の濃い内容である。国際人権の考え方や条約について基礎から説明をしており、実践的なケーススタディ方式をとりながらも理論的な説明を随所に盛り込み、最新情報も提供している。実務家はもちろんのこと、司法修習生、ロースクールの学生にも是非お勧めしたい1冊である。
 国際人権というと、まず外国人の人権のことを思い浮かべる方も多いであろう。現に、本書は、国籍、難民、在留、人種差別等について多くの頁を割いている。
 しかし、本書は、それにとどまらない。日本国内における日本人の人権問題についても、国際人権法の観点から説明を加えている。さらに、国際人権以外の関連問題についても説明を加え、当該事例に則しつつ、裁判の場でいかなる主張をしていくかについて,検討している。
 参考文献、参考判例の紹介もあり、興味のあるテーマを掘り下げていくのにも役に立つと思った。
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