判例 女友だち 映画ウォーキング 情報BOX わがまま読書 リンク おたより欄
わがまま読書 独断と偏見に満ちたこむずかしくない読書案内です。教科書からマンガまで。
津村記久子 深澤真紀『ダメをみがく「女子」の呪いを解く方法』紀伊國屋書店 2013年

 いや〜、社会で女子はいろいろ苦労してんだわ〜。とつくづく思った。1967年生まれの深澤と1978年生まれの津村記久子、両方苦労しているけど、世代の違いかキャラの違いか、周囲の人と軋轢にぶつかって、抜けて、ユルさ、ダメがいいと悟った深澤と、はじめからぬるく地味に「心なく」仕事してきた津村とは、意気投合しているようで、微妙に違いがある。でも、あまり干渉しあわない、しかし何かの逃げ場として受け止めてくれる、しかしじっとりした関係にはならないのがよい、清掃のひと、コンビニの店員、コピー機の修理の人。そんな人たちに支えられるのがよい、というあたり、繰り返し共感しあう。失恋して泣いて顔が腫れた後輩に、先輩が「顔腫れてるね!あんた」と言い、後輩が「昨日泣いたんです」って応えたら、「あ、そう!」だけ行って去った。深澤も津村も、「いい会社だ」と言いあう。私も深澤と同様、「どうしたの?」「何があったの?」と聞いちゃうだろう。ずばり聞くけど、すぐ納得する。それがありがたい人か。そうか…深追いするのはあかん人なのか。注意しよう(しぶとく、「深追いしてほしい人もいるんじゃないの?」と思ってしまう私はなおさら注意しよう…)。
 思いやりのある、いい人があかん…。なるほどと納得すること多々。会社に入ったことのない自由業の身であるが、基本前向きで、あかん人に近い(自白)私は自戒すること多々だった。
 ま、面白いは面白いけど、ちょっとずつ話題を変えているとはいえ、大体同じテーマ(関係はユルく、ダメでいい)をめぐりおしゃべりが続く感じなので、端から端まで通読するのは、正直しんどかった。(良)
Copyright(C) 2001 GAL. All Rights Reserved.
 
TOP BACK