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毎日新聞社社会部『離婚後300日問題 無戸籍児を救え!』明石書店 2008年

 2007年は、離婚後300日問題が大きく動いた年だった。民法772条によって、離婚後300日以内に生まれた子は母の前夫が父と推定されている。出生届をそのまま出すと子どもは前夫の戸籍に入ってしまうということで、是正するには、親子関係不存在調停等の手続きが必要になるが、中には、前夫との対面を恐れて出生届出をせず子が無戸籍のままの事例も少なくなった。2006年以来の、毎日新聞社の工藤晃記者を中心とする根気強い取材、キャンペーンによって、とうとう2007年には通達により一部救済される、あるいは、2008年からは、前夫の子でないことが客観的な事情から明らかである場合には前夫を呼び出さずに真実の父に対する認知調停で解決できる場合が増えるなど、著しい進展があった。
 その間の経過を、記事を紹介しながらわかりやすくまとめたのが本書である。根本的解決はまだなされておらず、今後の進展を期待したい。

目次
第1章 親子の苦悩
第2章 行政、国会が動き始めた
第3章 浮上する課題と見直しの動き
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