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わがまま読書 独断と偏見に満ちたこむずかしくない読書案内です。教科書からマンガまで。
『水の乳房』(大田美和・北冬社発行・王国発売)

 「夭折とすれ違いざまキスされて危うく生に引き戻される」という1首から始まって、病、恋愛、婚約、「『わたしよ』と言えば直ちに開かれる扉の向こうのスープが匂う」家庭生活、「何となく変だったのに聞かなくてごめんね身近にあったセクハラ」がある職業生活、そして「おどろおどろしきものらをしばし船倉にとじこめて十月あまりの航海」をしてきた子を迎えるまでの311首が収められる作者の第二歌集。夫婦別姓をうたった9首のうち3首を紹介しよう。

  離婚届を出しちまおうか大学での旧姓使用を否と言われる
  あの人もやむなく折れたと先例にされるのだろう今肯えば
  大田宛の郵便物のいちいちに江田方と記す局員あわれ
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