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わがまま読書 独断と偏見に満ちたこむずかしくない読書案内です。教科書からマンガまで。
マンガ『皇妃エリザベート』(名香智子・講談社)

 ハプスブルグ家最後の皇妃エリザベートはそのたぐいまれな美貌とドラマテッィクな生涯で有名である。スイスの河畔で刺殺されて100年ということでここ数年の間に展覧会が数回あったし、宝塚やミュージカルの演目になって、いずれも人気を集めた。激しいダイエットと運動に励んだり、「世継ぎ」を産むことがなかなかできず姑を代表とする<社会>からいびられ、育児方針をめぐり姑と戦い… アレどこかでつい最近きいた話? 当時としては珍しい恋愛結婚だったが、彼女は宮中の旧弊に心を病み、夫も子どもも置き去りにして諸国をさまよった。従者の誰もがついていけないほどの巧みな乗馬と早足で逃げに逃げた。最後にはスイスでテロリストに刺殺された。単なるお姫様のわがままと批判するのは簡単だ。しかし、彼女の自由への渇望は階級・時代を超えて女性に共通するものだ。
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