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判例 セクシュアル・ハラスメント
5.敗訴の事例
5-1.敗訴の事例―職場で
5−1−2015.2.26 A水族館事件
    性的な発言等のセクシュアル・ハラスメントをしたことを理由に出勤
    停止等の懲戒処分を受けた男性が、会社に対して懲戒処分の無効確認
    等を請求したが、請求が棄却された例
    [最高裁第一小法廷2015(平成27)年2月26日判決 判例タイムズ1413号
    88頁、労働判例1109号5頁、LEX/DB25447084] 
    
5−1−2014.3.28 A会社事件
    セクハラ行為を理由とする出勤停止の懲戒処分につき、権利濫用によ
    り無効として、当該処分の有効性を認めた一審を取り消した事例
    [大阪高裁2014(平成26)年3月28日判決 労働判例1099巻33頁] 
    
5−1−2010.08.26 K市事件
    セクシュアル・ハラスメント等を理由とした懲戒免職処分を違法とし
    た事例
    [裁判所] 大阪高裁
    [年月日] 2010(平成22)年8月26日判決
    [出典] 労働判例1016号18頁
    
5‐1‐2010.02.16 S工業事件
    食事をともにすることやメールへの対応等を条件に上司である被告か
    ら経済的支援を受けていた原告による、セクハラ及びパワハラを理由
    とする慰謝料請求が棄却された事例
    [裁判所] 東京地裁
    [年月日] 2010(平成22)年2月16日判決
    [出典] 労働判例1007号55頁
    
5‐1‐2008.03.26 TF堂菓子店事件(東京)
    店長X男から業務中および業務後の酒席でなされた言葉によるセクシ
    ュアル・ハラスメントにより人格権等を侵害されたとして、会社を提
    訴したA女の請求が棄却された事例
    [裁判所] 東京地裁
    [年月日] 2008(平20)年3月26日判決
    [出典] 労働判例969号13頁
    [上訴等]1-1-2008.09.10(原告の逆転勝訴)
   
5-1-2006.03.20 言葉によるいやがらせ独立行政法人L事件上告審(神奈川)
    職員A女が希望異動先の上司であるX男から性的な言葉をかけられる
    セクシュアル・ハラスメントを受けたとする主張が、否定された事例
    [裁判所] 東京高裁
    [年月日] 2006(平18)年3月20日
    [出典] 労働判例916号53頁
    [下級審] 1審:川崎簡裁2004年4月21日労判916号62頁
         2審:横浜地裁2005年7月8日労判916号56頁
5-1-2005.09.28 船舶検査社団法人事件(兵庫)
    雇用契約の解除はセクシュアル・ハラスメント問題への対応を求めた
    ことを理由とするものであり無効であると主張した常勤嘱託職員A女
    の請求が、棄却された事例
    [裁判所] 神戸地裁
    [年月日] 2005(平17)年9月28日
    [出典] 労働判例915号170頁
5-1-2005.09.22 A総合警備保障会社事件(兵庫)
    有期労働契約の従業員として雇用されたA女の主張するセクシュアル・
    ハラスメントがあったとの証拠は存在せず、会社がA女との新規労働
    契約の契約期間を従前よりも短期間としたことに人事権の濫用はなく、
    A女が右契約に承諾の意思表示をしなかったことから労働契約は期間
    満了により終了したとして、A女の従業員としての地位不存在が確認
    された事例
    [裁判所] 神戸地裁尼崎支部
    [年月日] 2005(平17)年9月22日判決 ≪確定≫
    [出典] 労働判例906号25頁
5-1-2005.06.07 郵便局員の女性から男性への事件控訴審(大阪)
    女性管理職のセクシュアル・ハラスメント行為と、被害申告を受けた
    総務課長Y男の事情聴取等の対応にセクシュアル・ハラスメント防止
    義務違反(二次セクハラ)を認めて郵政公社に15万円の支払いを命
    じた原審が、取り消された事例
    [裁判所] 大阪高裁
    [年月日] 2005(平17)年6月7日判決 ≪確定≫
    [出典] 労働判例908号72頁
5‐1‐2005.01.25 S社派遣添乗員事件(東京)
    派遣先社員X男から意に反するわいせつ行為をされたとする派遣社員
        A女の主張と、A女を不当訴訟として反訴したX男の主張が、いずれ
    も否定された事例
    [裁判所]東京地裁
    [年月日]2005(平17)年1月25日判決
    [出典]労働判例890号42頁
5-1-2005.01.05 文書提出命令申立事件(兵庫)
    基本事件(セクシュアル・ハラスメント裁判)に関連して、A女が、
    会社側が作成し、あるいは所持する文書について求めた文書提出命令
    の申立が、却下された事例
    [裁判所]神戸地裁尼崎支部
    [年月日]2005(平17)年1月5日決定
    [出典]労働判例902号166頁
5-1-2004.12.06 東京都海外事務所事件(東京)
    海外の事務所に赴任していた公務員X男が、公務終了後1時間30分
    以上経過した後に部下A女の自宅で同女に対して性的暴行に及んだが、
    右行為は公務とは無関係な勤務時間外かつ事業施設外の私的な行為で
    あるから、それによりPTSD等を発症したとして公務災害の認定を
    求めるA女の主張は認められないとされた事例
   [裁判所]東京地裁
   [年月日]2004(平16)年12月6日判決
   [出典]労働判例887号42頁 ≪確定≫
5-1-2004.09.10 N派遣会社事件(東京)
    派遣社員X男が派遣先企業の女性社員に対するお茶の誘い(口頭1回、
    メール2回)を理由としてなされた懲戒解雇について、無効とした事例
   [裁判所]東京地裁
   [年月日]2004(平16)年9月10日判決
   [出典]労働判例886号89頁
5-1-2004.04.27 K建設会社事件本案訴訟(愛知)
    被告会社が、セクシュアル・ハラスメントへの苦情を申し入れたA女
    に配転命令を出したところA女がこれに従わなかったために懲戒解雇
    したことにつき、セクシュアル・ハラスメントの事実がなく、配転命
    令違反に基づく解雇が有効であるとされた事例
   [裁判所]名古屋地裁
   [年月日]2004(平16)年4月27日判決
   [出典]労働判例873号18頁
5-1-2002.10.15 D化粧品事件(東京)
    社長が女子社員にセクシュアル・ハラスメントを行っている等とする
    週刊誌の記事の一部に名誉毀損の成立を認め、出版社に170万円の
    支払いが命じられた事例
       [裁判所]東京地裁
       [年月日]2002(平14)年10月15日判決
       [出典]判タ1160号273頁
5-1-2000.04.24 A産業事件(大阪)
    セクシュアル・ハラスメントを訴えて就労拒否した寮母を解雇したこと
    につき、セクシュアル・ハラスメントの事実はなく、解雇権に濫用は
    ないとされた事例。
       [裁判所]大阪地裁
       [年月日]2000(平12)年4月24日決定
       [出典]労働判例796号87頁
5-1‐2000.04.14 S社事件(東京)
    社長X男から新入社員A女への言動がセクシュアル・ハラスメントとは
    言えないとされた事例
       [裁判所]東京地裁
       [年月日]2000(平12)年4月14日判決
       [出典]労働判例789号79頁
5-1-1999.09.10 市職員事件(千葉)
    証拠がないとしてセクシュアル・ハラスメントが否定された事例。
       [裁判所]千葉地裁
       [年月日]1999(平11)年9月10日判決
       [出典]読売新聞(東京)1999年9月11日朝刊
5-1-1999.04.02 B発毛サービス会社事件(東京)
    泊りがけの研修において社長X男から混浴を強制された事実はないと
    された事例。
       [裁判所]東京地裁
       [年月日]1999(平11)年4月2日判決《確定》
       [出典]労働判例772号84頁
5-1-1998.12.25 T商事事件(大阪)
    社長X男の、部下A女に対する出張先での言動は、不謹慎ではあるが、
    不法行為になるとまではいい難いとされた事例。
       [裁判所]大阪地裁
       [年月日]1998(平10)年12月25日判決
       [出典]労働経済判例速報1702号6頁
5-1-1998.10.26 S協同組合事件(東京)
    慣れない飲酒を勧めたり二次会へ出席させようとすることは、宴席では
    行われがちであるという程度を越えて不法行為を構成するまでの違法性
    があったとはいえないとされた事例。
       [裁判所]東京地裁
       [年月日]1998(平10)年10月26日判決
       [出典]労働判例756号82頁
5-1-1998.07.29 Y香料会社事件(大阪)
    上司X男には女性蔑視の傾向があるとみることも可能であるが、A女の
    行動には矛盾があるので、セクシュアル・ハラスメントの事実を認定
    できないとされた事例。
       [裁判所]大阪地裁
       [年月日]1998(平10)年7月29日判決
       [出典]労働判例749号26頁
5-1-1998.03.20 寺事件(京都)
    社会的に見て許容される程度であるとして、セクシュアル・ハラスメン
    トが否定された事例。
       [裁判所]京都地裁
       [年月日]1998(平10)年3月20日判決《確定》
       [出典]判例時報1658号143頁
5-1-1997.03.26  G社事件(大阪)
    セクシュアル・ハラスメントの事実が認められなかった事例。
       [裁判所]大阪地裁
       [年月日]1997(平9)年3月26日判決
       [出典]労働判例716号72頁
5-1-1995.03.24 S建設子会社事件(神奈川)
    上司X男によるセクシュアル・ハラスメントにつき、部下A女が求めた
    損害賠償  請求は、A女の供述が信用できないとして棄却された事例。
    控訴審では逆転判決。
       [裁判所]横浜地裁
       [年月日]1995(平7)年3月24日判決
       [出典]判例時報1539号111頁
5-1-1994.04.11  S靴事件(東京)
    セクシュアル・ハラスメントを裏付ける証拠がはなはだ不十分である
    としてA女の主張を否定するとともに、そうであるにもかかわらず被害
    を受けたとする内容証明郵便を被告会社に送付することは名誉毀損に
    あたるとして、A女に30万円の支払いが命じられた事例。
       [裁判所]東京地裁
       [年月日]1994(平6)年4月11日判決
       [出典]労働判例655号44頁
5.敗訴の事例
5-2 敗訴の事例―教育の場で
5−2−2015.10.26 都立高校事件(東京)
    都立高校の教員が女子生徒に対し不適切な内容の電子メールを送信し
    たこと等を理由として、東京都教育委員会が懲戒免職処分をしたこと
    が裁量権の範囲を逸脱又は濫用したもので違法であることを理由に取
    消請求を認容し、国家賠償請求法上の損害賠償請求は棄却した事例
    [東京地裁2015(平成27)年10月26日判決 労働判例ジャーナル47号
    41頁、LEX/DB25541447] 
5−2−2013.4.11 Y市事件(神奈川)
    痴漢で免職処分 取り消された事例
    [東京高裁2013(平成25)年4月11日判決 判時2206号131頁] 
5-2-2005.04.14 M高校事件(岡山)
    女子生徒に覆いかぶさるセクシュアル・ハラスメントをしたとして
    停職になった高校教諭X男への処分が、性的な言動はなかったとして
    取り消された事例
    [裁判所]岡山地裁
    [年月日]2005(平17)年4月14日判決
    [出典]共同通信WEB記事
5-2-2002.01.18 予備校事件(大阪)
    解雇に過失があるとして200万円の支払いを命じたものの、セクシュア
    ル・ハラスメントを否定した事例。
       [裁判所]大阪地裁
       [年月日]2002(平14)年1月18日判決
       [出典]判例集未登載
5-2-1999.06.08 G短大名誉毀損事件控訴審(神奈川)
    専任講師A女が、教授X男のセクシュアル・ハラスメント行為を
    目撃したこと等を県教育長に書簡の中で指摘したことは名誉毀損に
    あたらないとした原審を覆し、セクシュアル・ハラスメントの事実を
    認めることができないので名誉毀損にあたるとして、A女に60万円の
    支払いが命じられた事例。
       [裁判所]東京高裁
       [年月日]1999(平11)年6月8日判決
       [出典]労働判例770号129頁
5-2-1997.01.28 N短大研究所事件(秋田)
     研究所教授X男の研究補助員A女に対するセクシュアル・ハラスメントの
    事実が 否定され、逆にX男に対する名誉毀損として、A女に60万円の
    支払いが言い渡された事例。控訴審では逆転勝訴。 
       [裁判所]秋田地裁
       [年月日]1997(平9)年1月28日判決
       [出典]判例時報1629号121頁
5.敗訴の事例
5-3 敗訴の事例―医療の場で
5-3-2002.01.21  SI大形成外科事件(埼玉)
    形成外科教授X男から診断の際にセクシュアル・ハラスメントを受け、
    関連した記事が週刊誌に掲載されたことで名誉を毀損されたとする
    A女の主張が、否定された事例。
       [裁判所]新潟地裁
       [年月日]2002(平14)年1月21日判決
       [出典]朝日新聞・読売新聞とも(東京)2002年1月22日朝刊
5-3-2001.12.07 T病院事件(茨城)
    看護士から繰り返し性暴力を受けたとする知的障害者の主張が
    否定された事例。 
       [裁判所]水戸地裁竜ヶ崎支部
       [年月日]2001(平13)年12月7日判決
       [出典]LEX/DB28070886
5.敗訴の事例
5-4 敗訴の事例―その他
5‐4‐2009.02.12 世田谷区議会議員事件(東京)
    区議会議員X男からキスをする等のわいせつ行為を受けたとし
        て選挙運動員A女が提訴した事件について、X男に220万円
    の支払いを命じた原審が覆され、A女の請求が棄却された事例
    [裁判所] 東京高裁
    [年月日] 2009(平21)年2月12日判決
    [出典] 判時2044号77頁
5-4-2006.11.29 宇都宮市ケースワーカー事件(栃木)
    市職員であるケースワーカーX男が宇都宮市から生活保護を受
    けていたA女に性的嫌がらせを行ったとの主張に対して、不法
    行為に該当する事実は認めながらも、消滅時効が完成したとし
    て請求が棄却された事例
    [裁判所] 宇都宮地裁
    [年月日] 2006(平18)年11月29日
    [出典] 2006年11月30日毎日新聞WEB配信記事
5-4-2002.03.27 J芸能プロダクション名誉毀損事件(東京)
    週刊誌に掲載された「J事務所の少年たちが『悪魔の館』で強い
    られる“行為”」等の記事は、セクシュアル・ハラスメントを受け
    たという少年らの供述が信用できず真実とは認められないとして、
    発行元に880万円の支払いが命じられた事例。
    [裁判所]東京地裁
    [年月日]2002(平14)年3月27日判決
    [出典]LEX/DB25450921
5-4-2002.03.05 大阪府議事件
    セクシュアル・ハラスメント行為を受けながら加害者の後援会事務所
    への就職を希望し続けたことは考えがたいとして、損害賠償請求を
    棄却した事例。
    [裁判所]大阪地裁
    [年月日]2002(平14)年3月5日判決
    [出典]読売・朝日とも(大阪)2002年3月6日朝刊
5-4-1998.05.26 S宗教法人名誉会長事件(東京)
    名誉会長X男から過去20余年の間3回にわたり強姦されたとするA女
    の主張が、損害賠償請求権が時効により消滅しているとして、棄却
    された事例。
       [裁判所]東京地裁
       [年月日]1998(平10)年5月26日判決
       [出典]判例タイムズ976号262頁


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